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IELTS試験について

1. IELTSとは?

IELTSは'International English Language Testing System'の略字で、イギリス、
オーストラリア、ニュージーランドの高等教育機関への留学の際にスコア提出を
求められる英語力判定テストです。

イギリスの University of Cambridge ESOL Examinations (Cambridge ESOL)、
ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education Australia: IELTS Australia が共同で管理・運営しており、TOEFL と
並ぶ代表的な留学生向け英語力判定テストとされていますが、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなど
の英国圏の国ではむしろこちらのIELTSが主流であるといえます。 またアメリカにおいても、看護師や医師の
永住権取得の際には、IELTSスコアの提出が要求されています。

 
2. 出題内容

IELTSには2種類のテストがあり、大学などで学位取得を目指す学生を対象とした Academic Modules と、高校や職業訓練プログラムを目指す学生や移住審査希望者向けの General Training Modules (ただし、Listening とSpeaking の問題は両Modules共通)があり、受験者の目的にあわせて受験する必要があります。 テスト時間は、両者とも約2時間55分となっています。

a) Listening (30分+解答書き込みに10分)

日常的な会話などの話し言葉から、講義、セミナーまで多岐にわたる内容が出題されます。会話や文章が録音されたテープを1回だけ聞き(メモをとりながら聞き、解答用紙に書き込む時間が10分間与えられます)、その内容に関する質問に答えていきます。 ただし、IELTSが各国で実施されていることを考慮しているため、録音されている英語のアクセントは標準のものとは限りません。 また方言なども使用されています。

全体は4セクションから成り、約40問が出題されます。 後半になるにつれて難易度が高くなっており、前半の2セクションでは日常会話を中心に、生活に必要な英語のリスニング力の有無が試され、後半の2セクションでは授業など学校での場面を想定した英語のリスニング力が試されます。

b) Reading (60分)

試験では3つの文章が(トータルで約2,000〜2,750語)出題され、これらに対してさまざまな形式の問題が40問出題されます。 このセクションでは解答用紙に記入するための特別な時間は用意されておらず、すべて60分以内に解答する必要があります。

・Academic Modules の場合
問題文は、雑誌、新聞、書籍などから出題されますが、一般教養的なものが多く、専門知識は必要とされません。少なくとも1問は論理的な議論を扱ったもので、他にグラフやイラストを使用した文章が登場する場合もあります。

・General Training Modules の場合
問題文は、注意書き、広告、公式文書、小冊子、新聞、マニュアル、チラシ、時刻表、雑誌、書籍などから出題されます。 最初の問題は social survival という位置付けになっており、一般的な情報を入手したり伝えたりするための英語力が試されます。 2番目は training survival で、職業訓練の場面を想定した文章を読んで、質問に答えます。 3番目の問題は general reading となっており、受験者が留学先で直面するような、一般的な話題を扱った文章が出題されます。 問題文のタイプとしては、何かを議論するようなものというよりは、あることについて説明している文章になります。

c) Writing (60分)

2つの課題が与えられ、ひとつめは20分をめやすに150語以上の文章を、2つめは40分くらいの間に250語以上の文章を作成します。 両方とも、指定された語数に達していないと減点対象になります。

・Academic Modules の場合
課題のひとつめは、グラフや図などで与えられた情報を整理し、文章にまとめるというものです。 2つめは、与えられたテーマに対して意見を述べ論証していくタイプのものです。

・General Training Modules の場合
課題のひとつめは、提示された問題に関して現状を説明したり情報を請求したりする手紙を書くものです。 個人的な内容の文章ですが、フォーマルな感じの文章に仕上げることが望ましいといわれています。 2つめは、Academic Modules の場合と同様に、与えられたテーマに対して意見を述べ論証していくものであり、やはり短いエッセイーや一般的な報告書といったスタイルの文章にするのが適切です。

d) Speaking (11分〜14分)

3つのセクションに分かれており、マンツーマンのインタビュー形式で行われます。 まず簡単な自己紹介、その後、受験者自身や家族について聞かれます。 次のセクションでは、渡されたカードに記載された課題(たとえば、これまでもっとも影響を受けた先生について述べよ、など)について、同じくカードに指示された内容を加味して試験官に自分の体験や考えを伝えます。 最後のセクションでは2番目のセクションでの課題に関連したディスカッションをします。 なお、インタビューはすべて録音され、試験センターでまとめて評価されます。

 
3. スコアについて

IELTS のスコアは Band Score で表記され、Band 1(まったくの初心者レベル)からBand 9(熟達者レベル)まで9段階に分かれています。 Writing と Speaking は1ポイント単位で採点されるが、Listening と Reading および4つの技能を総合したスコアは0.5ポイント刻みで表示されます。

海外語学研修を目的にする場合にも、バンドスコアがIELTS平均5.5ポイント獲得(9点満点)の場合にUpper Intermediate(英語上級レベル)を修了したと認められ、語学学校入学時のLevel Test免除および上位レベル(Advance,IELTS Class,Pre-University Class)から学習を始められる特典を受けることになります。

 

 
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